1月11日〜鏡開きの日!〜

1月11日、明日は鏡開きの日です。
お正月から飾っていた鏡餅を下げ、美味しく頂く日です。

そこで、本日は鏡開きについて少し勉強していきましょう。


⚫︎「鏡餅」「鏡開き」の由来


「鏡餅」とは、その名の通り鏡に由来します。
昔から鏡というのは天照大神から授かった三種の神器の一つでもあり、伊勢神宮をはじめ鏡をご神体としている所も沢山あるほどです。
そのご神体としての鏡を丸いお餅で表し、年神様の依り代として縁起を担ぐようになったのが「鏡餅」の由来です。

そして「鏡開き」とは、その名の通り「鏡餅」を「開く」ことです。
ここでお餅を「切る」のではなく「開く」と書くのにもきちんとした理由があります。

もともと、神様の霊の宿る鏡餅に刃物を使うことは禁忌とされたため、手か木槌などで割ることになりました。
しかし「割る」という表現も縁起が悪いので、末広がりを意味する「開く」を使って「鏡開き」というようになったそうです。

⚫︎鏡餅について


供えた鏡餅を下げる日は各地方によって違いがあります。
年神様がいらっしゃる1月7日までを「松の内」といいますが、鏡開きは「松の内」が明けた1月11日に行うのが一般的です。
松の内を15日とする地方では、鏡開きを15日または20日に行う場合があります。

⚫︎鏡餅の意味


お正月、神様からは全ての人や物に新しい生命を与えるために現れると伝えられています。
つまり一年に一度新たに生まれ変わるということです。
新しい神様の霊力はお供えした鏡餅に宿るとされていて、鏡餅を食べることで新しい生命を頂くことができるというわけです。

もちろん鏡餅は「歳神さまへのお供え物」なので、神様がいらっしゃる「松の内」の1月7日までは下げたり食べたりせずに飾っておきます。

「松の内」が過ぎると歳神さまをお送りすることになるのですが、この時に鏡を開いて、歳神さまの力が宿ったお餅を頂くことで、その年の家族の無病息災を祈ります。

⚫︎最後に


鏡開きを過ぎると何気無く食べているかもしれませんが、鏡餅にはこのような深い意味があったのです。
皆さんも明日の鏡開きの際には、ぜひ本日の記事を思い出して、歳神様に感謝して鏡餅を食べてみて下さいね。

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こんにちは! 私達は、同志社大学グローバル•コミュニケーション学部の学生です。 私達は現在、日本文化を発信するプロジェクトを行っていて、SNSを通して伝統文化から日本ならではの驚きの文化まで大学生目線で楽しく紹介しています。是非覗いてみてくださいね!

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