神戸ルミナリエ
神戸ルミナリエは関西でも有名なイルミネーションスポットの一つです。
1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災後、「復興神戸に明かりを灯そう」という意図で1995年に始まりました。
この神戸ルミナリエの「ルミナリエ」とは、語源のイタリア語で、「luminaria」の複数形「luminarie」のことであり、小電球などによる光の装飾(イルミネーション)の事を言います。
毎年12月に開催されており、近年では12月の風物詩として定着しています。始めは開催期間は2週間でしたが、経費節減のため2007年度から12日間に短縮され、さらに2015年度は10日間に短縮されています。
メイン会場は、旧居留地内の仲町通、および東遊園地。仲町通はガレリアと呼ばれるアーチ状の電飾で彩られ、東遊園地ではスパリエーラと呼ばれる光の壁など複数の作品が敷地を取り囲むように立てられています。
2005年には震災復興関連の補助金拠出が終了し、企業協賛金も減少した影響で、2005年と2006年は赤字での開催となりました。これにより、2007年からは会場内で来場者に翌年の開催のための募金を呼びかける1人100円募金が開始されました。
2011年からは東日本大震災発生にともなう関西電力からの節電要請や省エネ志向、経費減の観点から、一部の作品においてLED電球が用いられていますが、鎮魂や復興の趣旨から温かみのある色を出すため、2014年までは作品の大半で白熱電球が用い続けられていました。2015年からは作品のすべてでLED電球になったそうです。
このように神戸ルミナリエは赤字で日にちも少なくなっているのが現状です。皆さんもただイルミネーションを見て楽しむだけでなく募金して文化の継承を行いましょう!
0コメント